この記事をご覧の方は、どんな印鑑を作成しようか迷っていると思います。
認印を選ぶ時には気をつけたいポイントがいくつかあります。簡単にまとめましたので、購入前の一助となればと思います。
認印とは
認印は、「みとめいん」と読みます。
認印とは、届出をしていない個人のハンコのことで、確認事項に使用する印鑑です。
仕事では回覧時に何かを確認した際に認印が利用されることが多いです。
捺印することで「私が確認しました。」と証明したことになります。
また荷物の受け取りや会社の書類確認など、認印が使用される場面は様々あります。
認印は大まかに、「印鑑と朱肉を使うもの」と「印鑑を使わなくても良いもの」の2通りにわかれます。
よく「シャチハタ可」「シャチハタ不可」といったことばを耳にしますが、シャチハタとは、インクが内蔵してあるスタンプ式のハンコのことをいいます。
このタイプのハンコは朱肉が要らないので、連続してスタンプのように手軽に押すことができます。
しかし、公的な届出などでは、印鑑の使用を求められ「シャチハタ不可」としていることが多いです。
サイズを決める
引用:はんこプレミアム
認印は、確認欄に収まる大きさでないと枠からはみ出してしまいます。
そのため、比較的小さいサイズで作ることをオススメします。
また認印は、実印や銀行印よりも小さいサイズで作られることが一般的です。
認印は姓で作成する場合がほとんどで、10.5~12.0mmのサイズが一番使いやすいサイズとして使用されます。
字体を選ぶ
引用:はんこプレミアム
古印体
古印体は、「こいんたい」と読みます。
日本漢字を基に進化した印章用の書体で、日本発祥の書体と言う事もあり、親しみやすい印象を受け、古雅な趣の書体です。
雅な味わいの墨溜りや欠け途切れが特徴です。
「認め印」では、よく古印体を用いられます。
隷書体
隷書体、「れいしょたい」と読みます。
篆書体を簡易化した書体で、波打つ運筆で、横長の端正なバランスが特徴の書体です。
お札の「日本銀行券」や「壱万円」なども隷書体で書かれており、身近な書体です。
可読性が高いため、「認印」など読みやすさが求められる印鑑にオススメの書体です。
素材を選ぶ
チタン
チタンは金属の1種であるため、耐久性は申し分ありません。
またチタンは金属の中でもサビに強い性質を持つので安心です。
さらに、チタンは朱肉ノリがよく押印しやすいことも特徴です。
なにより見た目がかっこいいので、同僚と差をつけたい方にはぴったりです。
迷ったらチタンを選んでおけば間違いありません。
ちなみに私はチタンです。
黒水牛
次に紹介する素材は、黒水牛です。
黒水牛は水牛の角から採取した印材であり、一本の角からは少量しか取れないので貴重です。
チタンと同様に黒水牛も朱肉ノリがいいため、認印としてもピッタリです。
「光沢感のある黒さがかっこいい!」と惹かれる男性は、ぜひ黒水牛で銀行印を作成してみてください。
玄武(黒彩樺)
最後に紹介する素材は、玄武です。
玄武は黒彩樺とも呼ばれていて、欠けや歪みのリスクが少ない木の素材です。
耐久性に優れた木の認印を探している方に多く選ばれています。